大阪くらしの今昔館--大阪市立住まいのミュージアムは、北区天神橋6丁目にあるビルの8階に江戸時代の大坂の町並を再現し、当時の暮らしぶりを体験できることで定評のある博物館です。建築や住居関係の専門家をはじめ、小学生から大人までが楽しめる様々な教育プログラムが用意されており、本校も当館との共催で「子ども大工教室」を実施してきた経緯があります。今般、新たな教育プログラムとして、「伝統的な木造建築のよさ伝える」ために一般の方でも組み立て・解体ができる「軸組模型」の製作依頼が本校にありました。さっそく大工技能ものづくり学科で規模や仕様を検討し、2つの案にまとめ学生によりサンプルの製作を行いました。鑿や鉋などの手道具の使用に慣れたばかりの1年生には、初めての工程ばかりでしたが、テキストをにらみながらいくつかの木組みサンプルが出来上がりました。素人による組み立てを想定し、仕口や継ぎ手は手で叩いて入る程度にすることや、木柄が通常の1/2程度ですので、適切な細工の寸法を自分達で見つけることに苦労があったと思われます。8月8日金曜日、完成した軸組みサンプルや原寸図を今昔館に搬入し、副館長さんやスタッフの皆さんに説明を行いました。学生達によって、伝統的な軸組みの解釈や模型の規模についての説明、軸組みサンプルの組み立てデモを行い、今昔館からの要望を確認しました。その後、スタッフの案内で今昔館の見学を行い、軸組模型が教材として使用される環境を肌で感じ、当館を後にしました。大工技能を学び始めて3ヶ月の学生達ではありますが、加工の基本がある程度できており自主的な作業でサンプルを作りましたので、自分の言葉で相手に説明できたことがなによりの収穫でした。今後、盆明けより本格的な製作作業が始りますが、単に模型を製作するだけではなく実習方法の提案まで踏み込むことになりそうです。
博物館との連携プロジェクト
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