2008年11月アーカイブ
建築ものづくり学科1年生の「設計製図Ⅱ」では
建築製図を学んでいます。
入学当初は「線と文字の練習」からのスタートでした。
その後立体と平面の関係、つまり「建築と各種図面の関係」を学び、夏休みから後期にかけては1/100の縮尺で描く「木造住宅の一般図」の製図まで進んできました。自分で製図した住宅のスチレン模型も作ってみましたね。
さぁいよいよ設計製図2は詳細図に分類される「矩計図」の描き方です。"かなばかりず"と読んで下さい。![]()
今は亡き住宅設計で著名な建築家、宮脇壇氏曰く、
『矩計の悪い家は悪い家。
矩計は、家全体のプロポーションを決定し、
家全体の構築を示し、
家全体の空間の連続性を示し、
家全体の仕上げを示す図面である。』
矩計図ってそれほど重要な図面なのです。
今回の課題は1/20という縮尺で、GL(地盤)から1FL、2FL、軒高など高さの基準を押さえ、そこから仕上材や構造材の大きさを確認しながら描き込んでいきます。
1/100で描いていたこれまでの一般図と違い、建物のしくみや構造さらに仕上げまで詳細がわかる図面になるため描き込み量も倍増!学生達も限られた実習時間との戦い!
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矩計図を完成させるには、建築一般構造の講義で学んだ木造建築物のしくみや建築材料学で学んだ様々な建築材料等、幅広い知識を総動員させる必要があります。さらに授業中に配布された各種伏図で部材の位置や寸法を確認し、ディテールシートも参照しながらの作図作業。
そう、設計製図2では
OCTで学んでいる全ての授業内容が1つに繋がってくるのです!
矩計図が今一つ理解できない人は3号館1階の技能実習室に行きましょう。
技能学科2年生が課題として製作した2階建て木造住宅の軸組が設置されています!
実はこの軸組、今日みんなが描いた矩計図の建物とほぼ同じものなのです。
時々3号館1階の実習室で実物を確認しながら製図を学べば、より理解が深まることでしょうね。
(M林)
10/30(木)・31(金)の2日間、
奈良県御所市の御所工業・実業高校の
都市工学科2年生36名に対して
「社会人講師を招いての特別授業」と題し、
「強い構造物のしくみを学ぶ」をテーマに
奈良県から依頼の"出前授業"を実施しました。
建築ものづくり学科のY先生を中心にS先生や私(S松)、
さらにOCT在校生(1年生Bクラス)3名にも強力助っ人として参加。
1日目は橋模型の設計から施工まで、
2日目はせっかく完成した力作模型を破壊してしまう
強度実験を行ないました。
建設系を学ぶ高校生にとって、「強い構造物のしくみのヒミツ」を
体感することができた経験となればと強く願います。
当日参加しました1年生からの体験談を紹介します。
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講義手伝いを終えて...
今回僕が講義の手伝いに行った高校の生徒は良い意味で
テンションが高く、とてもやりやすい雰囲気の中で授業を
することができていたと思います。
実験の内容は、生徒たちにグループを作ってもらい、
そのグループごとにバルサ材によるトラス橋を計算ソフトを
使って一番強いと思う橋を計画し、作ってもらいます。
そしてその橋に実際に荷重をかけてその橋が破壊するまでの
強度を調べます。
先生方も含めクラスの全員が実験に参加し楽しんでくれて、 手伝っている僕も楽しむことができました。
また、大きな失敗もなく、実験も滞り無く進行することもでき、
とても充実した一日になりました。
また、機会があったら参加してみたいと思います。
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建築ものづくり学科1年の選択コースのなかに、
建築物の受け皿として皆さんの生活に深くかかわっている"まちなみ"について学ぶ
「環境都市デザインコース」があります。
テーマとなる近鉄奈良駅周辺の"まちなみ調査(担当:室賀講師)"が実施されたようなので、
参加学生(1年Bクラス)にその模様を伝えてもらいます。
【建築ものづくりYぐち・・・環境都市デザイン担当記者】
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環境デザインの授業で行った奈良のレポートを書かせていただきます。
まず地図を見てわかったことはしっかりと道路と家などの区分ができていることです。
つまり道路は一筋あればほぼ一直線に伸びているのです。
しかしこれは誰でも見ればわかることです。
授業だからこそよくわかったことが1つあります。それは奈良公園側は木々、観光名所もあり
幅広く道などをとっていますが、そこを中心に東へ歩くと徐々に普段の街並みに映り変わって
いくことです。普通の人は気づかないでしょう。
ということはこの街並と重要文化財の調和がとれていうことを意味すると私は思います。
さらに住宅区分の地図で歩いた部分を調べてみた結果直径2km以上のほとんどが商業地域に
指定されていました。ですが高いビルが一つもありませんでした。
たぶん奈良の街の外観を損なわないように規約があるのだろうなと思いました。
この町歩きをして、その土地の特色を実際に味わうと違いがよくわかって面白いと私は思いました。
以上です。
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連休明けの4・5日に「大工技能ものづくり学科」の学生・教員で「投入堂(鳥取県)、木の殿堂・浄土寺浄土堂(兵庫県)」の見学に行ってきました。
投入堂(鳥取県唯一の国宝だそうです)は、まさしく修行の道を1時間弱登った断崖絶壁に建つお堂で、我々が麓に到着した時には、遭難者救助のヘリが・・・入山の手続きの窓口に行ってみれば・・・「入山規制中」の貼紙が・・・「ヘリの風圧で二重遭難になる可能性がありますので・・・」との説明。幸いなことに10分程で「規制解除」の知らせ。入山口に行ってみれば、今度は前日の雨で登山ルートが滑りやすくなっているとの事で、履いている靴が「NG」の者が多数。1足500円の草鞋を購入してようやく登り始めると今度は、入山待ち・下山待ちの人達でルートは混雑・・・どうにか辿りついた投入堂の拝観場所は、全員で記念撮影が出来ない・・・
そんな1日目でしたが、宿泊地の「はわい温泉」で山登りの疲れを癒したら1日の疲れが出たのか、夜は案外静かでした。
2日目は、安藤忠雄設計の「木の殿堂」を見学後、二つ目の「国宝」・浄土寺浄土堂へ。ラッキーなことに他の団体さんに混じりガイドさんの説明を聞くことが出来、世界に一つしかない「大仏様(天竺様)」のお堂をじっくりと見学できました。
多少のアクシデントはありましたが、時間通り、予定通りに無事「OCT」に帰って来ました。
前回に続き、設計課題「都市のナイススペース」続編をお伝えしましょう!
11月下旬の最終提出まではコンセプトをまとめつつ、ナイスなスペース創りのために毎時間担当教員と面談が行われています。
グループごとに敷地模型やイメージ模型を囲み、考えて来たことをアピールしていきますが・・・。
「もっと空間を意識して!」
「平面的な広がりも大切だけど、
立体的な繫がりも考えなきゃ!」
「この模型じゃ君たちの考えが伝わらないし、
わからない。しっかり創ってきてくれる!?」
「わくわくドキドキするような空間創りって?
こんなスペースなの?」
プロの建築家でもある講師の先生方から次々と厳しい指摘がされます。
空間って何?何をすればいいの?どう考えればいいの?・・・
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おそらく、面談のたびに学生達の頭の中は大混乱でしょう。
OCTの設計課題は常に自分達の頭と手と心、つまり自分の持つ全てを使って創造しなければ完成不可能です。単に図面が書ける、材料や構法を学んだ、というだけの教育ではありません。
またこの課題はグループ課題ですから、グループ内で意見をまとめあげねばならず、お互いの協力も必要になります。意見がまとまらずに作業が進まない場合だってあるでしょうね。さて、次回はどんな成果がこの教室で見られることでしょう。
1年次後期、ハードな設計課題ですが最終提出日を楽しみにしていますよ。(M林)