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OCT MAGAZINE

2013.01.27

インテリアデザイン学科の卒業制作、二次審査が終わりました。

 

今年度からは従来形式の卒業制作、いわゆる「最後に好きなモノを制作する」を改め、今までの自身を取り巻く学びの定着と、そこから導かれた将来イメージ、ビジョンを思い描きながら、今、何に取り組むべきかを模索し制作に繋げる、「キャリア制作」を行いました。

 

こちらも初の試みで、かなり手探りな部分がありましたが、学生それぞれが、その意図、目的をしっかりと理解し、自分のコトとして向かい合ってくれました。結果、出された制作もしっかりとビジョンをイメージされたものとなっています。

 

例えば、回り回って、資格が大切だと着地し、インテリアコーディネーター二次試験対策に取り組んだ者、徹底してArchicadの操作を学び、そこからBIMの可能性を探ろうとした者、実在する整骨院のリニューアルに向けたデザインを実務レベルでそこの医院長と取り組んだ者、営業も視野に入れながら、客前でさらさらっとパースが描ける自分になりたいと練習を繰り返し、そのプロセスをパースマスター本へと編集した者、自分と建築が仲良くなるプロジェクトを立ち上げ、小さな空間スケールを街中で粘り強くリサーチ、そこから構築された空間から、都市のスケールや構成までを発見した者、リノベーションを視野に、祖母の家をステージとし、その家を人格化、家に今までの人生を語らせながら、デザインをエスキスする手法を確立した者、家具にこだわり、そのデザインのみならず、容易に組み立てることができるようにと、人を中心にアプローチした者、工場の生産ラインでの職務経験と、インテリアでの学び、自分の中にある「光」に対する思い入れから1つの空間、プロダクトを企画した者、幼児教育を学び、インテリアを学び、そこから自分にしかできない幼稚園を徹底したリサーチから展開、計画した者、不動産から商品企画、デザインを視野に、今の自分が感じる問題を繋げた集合住宅の企画をした者、関わるキリスト教、教会の閉鎖感、そこで関わる子供達とのワークショップ経験などを通じ、小さな人の行為を蓄積、家具スケールから建築スケールを構築、そして周辺をリンクさせながら小さな街の活性化まで提案した者。

 

このように、しっかりと「自分はなにを学んできたのか」「そして将来のビジョンは?」と振り返り、自問自答を行うことで、これ程までに拡がりを見せる制作を展開してくれました。この拡がりこそが「インテリアデザイン」のこれからの可能性でもあり、社会で求められるものだと思います。

 

現在、1年生達も課題を繰り返し、コーディネーター試験勉強を行い、構造や法規を学んだりと、忙しい日々を過ごしています。それらがそろそろ繋がり始め、「インテリアデザインってナニ?」となりつつあります。これを読み、「そういうことか!」と小さくても良い、何か気付いてくれれば幸いです。

 

そして2年生、一先ずお疲れ様でした。先ずは自身から吐き出しました。今からはそれを広く開きながら、新たな発見を繰り返さなければなりません。キャリア制作の定着です。

 

ということで、展覧会や講評会と、積極的に取り組んで欲しいと思います。最後までしっかりと味わってください。

 

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(文責 大西)