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OCT MAGAZINE

2013.12.27

まちへの関わり方

11月29日(金)に今年度第四回「特別講義」が実施されました。

 

 

建築設計学科では、建築界の各方面で活躍される方々を講師としてお呼びする「特別講義」を、年に5~6回のペースで実施しています。

 

 

建築設計学科は、社会人経験者や大学・短大・専門学校卒業生、主婦など、高校卒業後様々な経験をしてきた人たちが本気で建築設計を学んでいます。

 

 

 

 

 

彼らのことをリカレント生と私たちは呼んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年度の第四回「特別講義」は、まだ20代という若さでありながら、人と人を繋ぐ数々の興味深いプロジェクトをされ、日本だけでなく世界でもご活躍されている、西川亮さんにお越しいただきました。

 

 

建築を大学で学ばれたご自身が、建築を設計する興味からどのように今のような活動の興味へと変わっていったのか。

 

 

一見、建築とは遠い活動に見えるようですが、実は建築を学んだ力がとても影響している気がする今の活動について、西川さんの子供の頃からの興味も振り返りながらお話していただきました。

 

 

 

 

また、現在設計学科の一年生は「まちへの提案」という、対象地のサーベイを通してその町に「モノ・コト」を提案する課題に取り組んでいるのもあり、西川さんのお話はとてもタイムリーでした。

 

 

私自身も、ずっと西川さんの活動は知っており近いところにいながら結局今まで一度もお会いできていなかったので、お話を聞けることがとても楽しみでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最初は、工業高校生時代に安藤忠雄さんに憧れたこと、大学時代には建築を見る旅行に日本各地に出かけたことやいろいろなコンペに応募し賞をもらっていたこと、ワークショップに積極的に参加していたことなどを話してくださいました。

 

 

一見、ただの建築大好き少年に思えるのですが、そこには、安藤さんの人を巻き込む力に憧れ、建築を見に行けばその建築がどう使いこなされているのかに興味を持ち、ワークショップではソフトへの可能性を感じていたそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな学生時代を過ごされた西川さんは、大学を卒業されてすぐ、NPO法人Co.to.hanaを設立されました。Co.to.hanaで行っているシンサイミライノハナというプロジェクトをしようと思ったきっかけと思いと、このことをきっかけに繋がる人と人のお話。

 

 

当日はレクチャーの中で、2009年に起きた地震による津波で大きな被害を受けたインドネシアのアチェで2011年に行われた、シンサイミライノハナプロジェクトのNHKのドキュメンタリー番組を見せていただきました。

 

 

 

 

そこに映る人々は、つらいはずなのに、みんな笑顔になっていました。

 

 

 

 

 

 

西川さんたちの力でです。

 

 

見ているこちらが思わず涙が出そうなくらい、笑顔の人たちがたくさん映し出されていました。

 

 

これを見ても分かるように、理屈抜きで西川さんたちの活動は素晴らしいと思いましたし、こんなにたくさんの人たちを笑顔にできることに羨ましくも感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのほかにも、石巻でされている「いしのまきカフェ」や、大阪北加賀屋での「みんなのうえん」など、本当に興味深いプロジェクトのお話をしてくださいました。

 

 

 

 

そんな興味深いプロジェクトのどこに、建築を学んだ西川さんがいるのか。みんなが気になるところですし、そこから建築のひろがりが見えてくるはずです。

 

 

 

西川さんの考えは、体制があって、フォーメーションが大切で、その中でアクションを

起こすプロセスを設計すること、まさしく建築と一緒だということでした。

 

 

 

 

それに、私が思うには西川さんたちの活動は単なるイベントではなく、きちんとデザインされたモノと場所がある。

 

 

 

だからこそ、多くの人に受け入れられ、魅力を持ち、拡がっていく。

 

 

 

シンサイミライノハナだって、コンセプトはもちろん魅力的だけど、「ハナ」そのもの自身が「植えられた」光景がやっぱり美しい。

 

 

 

場所だってどこでもいいわけではなく、「植えられた」光景が西川さんには見えているから場所を選ぶことができる。

 

 

 

これは、建築を学んだ力に違いないと私は思います。

 

 

 

 

 

 

お話の中で最後に西川さんが言われた言葉を最後に書いておきたいと思います。

 

 

プロジェクトを考えるときに大事なことは、

 

 

「ビジョン」…大きな部分を描く

 

「ミッション」…どうしていくのか考える

 

「アクション」…実現する

 

 

だそうです。この三つを時代のニーズを見ながら考えていくことが大切だそうです。

 

 

 

 

 

 

西川さんを見ていると、時代性を感じます。

 

 

そんなに歳は離れていませんが、私たち世代とはまた違った感性を感じます。西川さんのような時代を生きている人を見るとこちらも力が湧きますね!

 

 

 

さぁ、これから社会に出ていく学生さんたちはどんな世界を築いてくれるのでしょう。

 

 

 

 

楽しみです!

 

 

 

 

 

今回、お越しいただいた西川亮さんが代表を務めるNPO法人Co.to.hanaのHPをリンクしておきます。

 

ちょうど今、年明けに行われるシンサイミライノハナプロジェクトのお手伝いをしてくれるスタッフを募集しているみたいなので、興味のある方は是非!

 

 

絶対、力をもらえる出会いになるはずですよ!

 

 

 

NPO法人Co.to.hana HP http://cotohana.jp/