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OCT MAGAZINE

2015.02.26

インテリアの現場

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先日、今年度最後の「特別講義」が実施されました。

建築設計学科では、

建築界の各方面で活躍される方々を講師としてお呼びする「特別講義」を、

年に5~6回のペースで実施しています。

今年度最後の「特別講義」は、OCTリカレントクラスの卒業生でもあり、

現在IKEAにてインテリア設計のお仕事をされている、早雲美菜さんにお越しいただき、

インテリアの現場についてお話をお聞かせいただきました。

通常の特別講義は、講師の先生のレクチャーを聞き最後に質問をする形式なのですが、

今回は早雲さんの提案でワークショップ形式の新しいかたちの特別講義となりました。

早雲さんが考えて下さったそのワークショップとは、

IKEAのインテリアデザインのプロセスを仮体験できるものでした。

ワークショップはこの講義より一週間ほど前から始まっており、

2~3人のグループに分かれた学生がまずはIKEAに行っていろんなブースや商品を見に行きます。

もらえるカタログ類を集めたりもします。

そして当日。

まずは、課題1。「ストーリーを作る」です。どういうことかと言うと、

IKEAのようなインテリアのブースを設計するために、

「そこにはどんな人が生活している?」「年齢は?」「仕事は?」「趣味は?休日は何をしている?」等、

そこに生活するであろう人物像を設定していきます。今回は「二人暮らし」という共通設定はありましたが、

その他は全て自由。

みんなカタログ等を見ながら思い思いにイメージを膨らませていきました。

人物像のイメージができたら、次は「二人で住み始めてどれくらい?」

「どの部屋で過ごすことが多い?リビング?ダイニング?ベッドルーム?」

「その部屋では何をする?」「なにかその部屋でこまっていることはない?」等、

空間がイメージできる設定をしていきます。

そこでひとまず発表。

そして次に、1/25スケールの家具の平面を使いながら具体的にブースのデザインをしていき、

カタログから写真を切り貼りしたりスケッチを描いたりして、

グループみんなでA2のプレゼンシートにまとめていきました。

 

 

今回、単にレクチャーを聞くだけではなく自分たちで体験してみることで、

インテリアデザインの楽しさや難しさを実感できる特別講義になったと思います。

そして、グループで議論している間には早雲さんが各グループを回り議論のきっかけをつくったり、

アドバイスをしてくださいました。直接講師の方と課題を通して話ができたことも、

今回の特別講義のいいところだったと思います。

 

また、早雲さんは卒業生ということもあり、

学生時代の課題を通して得たことや、学生の間にしておいたらよかったと思うこともお話いただきました。

 

そして、現在二年生の学生が直面している就職の問題に関してもアドバイスをいただきました。

まずは「自分を知ること」。それは、学校の課題を振り返ることで見えてくることがあること。

そして「様々な職場を見ること」。そして最後に「面接で会社を知ること」が大切だということ。

早雲さん自身、OCT一年生時の課題である「自分自身の空間」で、

「内側に包まれること」「素材」「スケール」を意識したことから、住宅に興味を持ったこと。

建築系アルバイトを通して組織の大小による働き方の違いを経験し、

自分には大きいところが合うことに気づいたということ等、

自分に合った働き方の見つけ方に関してのお話は、学生にとってとても興味深いところだったと思います。

設計学科では、このように実際の社会で活躍される方々をお招きしての講義を年間を通して行うことで、

実社会での設計やその他の建築にまつわる職種へのリアリティーをもってもらう機会を設けています。

来年度も、いろいろな方をお呼びする予定です。

また追ってご報告していきたいと思いますのでこうご期待!