大阪工業技術専門学校

社会にひらくOCT

OCTの「  」についての考え方

教えること についての考え方

宗林 功 先生:知識を詰め込むのではなく、自分の頭で考えることを大切にしています。

社会に出ると、たくさんの課題や問題にぶつかります。そのときに必要な力、それは課題を突破する問題解決能力です。OCTに入学すると、専門性の高い知識や技術、また実践授業から多くのことを学びます。だけど、最も大切なことは、自らその知恵や知識を見つけ出すこと。だから、私たち教員はあえて正解を教えません。試行錯誤しながら自分の頭で考える----長年教育の現場に携わってきた私たちが大切にしていることです。

ひとつの物事に対して、「絶対にこうあるべきだ」ということは無いんですね。だから、最終的に到達したい目標があれば、どんな方向からもそこに向かうことができる。だけど、僕たちが「これはこうだ」と言い切ってしまったら、学生は「それしか答えはない」と思い込んでしまいます。だから、2年間を通して、みなさんが課題に対して立ち向かい、自ら答えを導きだせるための力を養うことを重視しています。

製図の授業においても"自分で考えること"は大切です。今では、コンピュータの精度も上がり、技術さえ身につければ誰でも精密な図面を描けるようになりました。しかし、一番重要なことは、"何をつくるか"なんです。制作に取りかかる前に、まずはこの図面の先に、どんなことが展開しているのか、少し想像してみてほしい。「誰にどう伝えるか」を意識することで、「伝える」技術も鍛えていきます。

実践現場での学び についての考え方

左海 晃志 先生:OCTの学び舎は、教室だけではありません。仲間とともに、悩める現場を大切にしています。

私たちは、学校を社会とつながるきっかけをもたらす場のひとつとして捉えています。近年、教育機関が民間企業や政府・自治体と連携して研究開発や事業を展開する産官学連携プロジェクトの重要性を耳にすることが増えました。しかし、OCTでは117年間の歴史の中、常に建築業界や製造業界、社会とのリアルな接触を重視し、実践的な教育姿勢を貫いています。

教室で学べることなんて、たかが知れている----現場に出てみると、そう思う場面に出くわすことが多いはずです。どれだけ教室で理論を学んでも、その知識がどんな場面で役立つかを想像できないままでは意味がありません。OCTでは、仲間とともに笑ったり、悩んだり、失敗できるような実践現場に飛び出すことを薦めています。現実の体験がないままいろんな知識や理論、技術を身につけても役に立たない。参照できる体験があるからこそ、知識は使いこなすことができるんです。

もうひとつ大切なことは、どんな場面でもものづくりの背景には「人」がいるということ。例えば、住居をつくる場合、そこに住む家族がいます。さらに、その住居が建つ地域に住まう人たちがいます。家具にも機械製品にも、ものづくりの背景には必ず「人」がいるんです。現場に出ることの意義は、多くの人たちと出会い、語らい、学ぶこと。そこでの経験は、教室でも学べないかけがえの無い「学び」になるはずです。

資格 についての考え方

土屋 稔 先生:資格のための勉強、継続して学ぶための土台づくり、業界で働くためには、どちらも欠かせません。

業界の中で生きていく以上、資格取得からは逃れられません。そのためOCTでは、資格を取得することは当たり前という方針で指導を行っています。資格を取得により、やりがいのある職に就く可能性が生まれることは事実ですが、資格取得がゴールではありません。だから、みなさんには、資格を取ったその先で活躍することを目標としてほしい。大きな目標に辿り着く、その過程のひとつとして資格があるというくらいの気持ちでいれば良いと思います。

OCTで学ぶことができる期間は、基本的には2年間。その短い時間の中で、すべての課題に全力で取り組んでいくことは難しいかもしれません。しかし、今より一歩でも前へという姿勢で取り組んでいってほしい。その想いは、必ず未来の仕事へとつながると信じていますし、私たちはそういった学生たちを常に見守っていきたいと思っています。

資格取得の要件には、一定期間の実務経験を要するものが数多く、資格取得を目的に就職を目指す人もいるほどです。しかし当初の動機とは裏腹に、働きはじめると、たくさんの素晴らしい出来事との出会いに気づくでしょう。さらに、晴れて資格を取得すると、これまで以上の仕事を任され、ますますプロ意識が高まり、業界人としての自覚も芽生えます。真のプロフェッショナルとは、こうして生まれてくるものなのではないでしょうか。資格とは、そういうきっかけを与えてくれるものです。

働くこと についての考え方

善才 雅夫 先生:内定をとることが最終目標ではなく、業界で働き続けることを大切にします。

「どんな働き方をしたいか」「どんな生き方がしたいか」。OCTでの就職支援は、そんな将来の夢について語り合うことからはじまります。建築業を志望するにしても、さまざまな職種がありますし、独立と就職でも人生設計は異なります。また、それと同時に仕事は生活を支え家族を養う源泉である収入を得る場でもあります。OCTでは、まずは世の中の仕組みや仕事を理解した上で、それぞれの夢に合わせて将来を設計。さまざまな視点から「働くこと」を考えていきます。

「働くこと」を考えると、自分の得意なことについて幾度となく問い直す機会が増えます。得意なことは、自分が好きだと思えることから芽生えるもの。小さな興味から、建築や設備、インテリア、機械などを学ぼうと思った人は、その気持ちを大切にじっくりと育ててください。OCTでみなさんが毎日顔を合わせる教職員たちは、技術社会で実務を経験してきたプロフェッショナルばかり。業界・人生の先輩に相談ができる環境は心強い支えとなるはずです。

OCTでは、内定率だけでなく卒業してからの離職率も注視しています。それは学んだことや得たことを生かした職で、しっかり働き続けることが大切だと考えているからです。働きはじめれば、悩みを抱えるのは当然のこと。誰も初めから自分にぴったりの職業に就けるわけではありません。目の前の小さな業務に打ち込むことで、いつか「これが自分の職業なのかな」と思える日がやってくるのだと考えています。

卒業してから についての考え方

木村 貞基 先生:学生時代に学ぶ姿勢を形づくり、学び続けることで今がつくられています。

117年の歴史をもつOCTでは、技能者・技術者を多数輩出しています。私も卒業生で、卒業後は設計事務所で勤務し、その後1年間イタリアへ留学。現在は建築設計の仕事をしながら、本校で教鞭をとっています。OCTでの経験は、今ふりかえっても、かけがえのない時間でしたね。今は母校に恩返しをするべく、「社会とリンクできるデザイン」をモットーに教育現場に携わっています。嬉しいご縁です。

私の入学は1997年。ちょうど阪神・淡路大震災が起きた年でした。関西に住む私たちにとっては、地震の恐怖は頭に焼きついていると思います。しかし、この震災によりそれまでは難しいと思っていた構造の授業が、すごくリアルになりました。実際の社会で起きていることと教室で学んでいることがつながった瞬間だったと記憶しています。東日本大震災以降は、より多くの学生に自分が教えてもらったリアリティを伝えたいと考えるようになりました。

卒業後のイタリア留学も、きっかけとなったのはOCTでした。いつも先生からは「学生時代には時間がある。なんとかお金を工面して、とにかく良い空間、良い建物を見に行ってこい」と言われていたんです。在学中には、ヨーロッパへの建築見学ツアーにも連れていっていただきました。建築やデザインを学んでから行く旅行は、これまでの旅行ともまったく違う視点がありとても興味深い体験で、建築をとらえる姿勢を形づくってくれましたね。

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