Ⅰ部建築学科2年・意匠コース 神戸へ街歩き!
建築学科2年・意匠コースのメンバーで、神戸へ街歩きに出掛けました。
神戸という街は、山と海がとても近いという地形・環境のなか、古建築・近代建築から現代建築と、コンパクトな範囲で充分に豊かな体験をできるまちです。
特に今、神戸市の「KOBE 2025ビジョン」という施策のもと、大きく街が更新されている様子を体験するために、梅雨の合間の晴天に恵まれた日、皆でワイワイしながら歩き回ってきました。
まずは、新神戸駅から徒歩にて「竹中大工道具館」の見学。日本における大工さんの技術のみならず、他国での作り方・道具との比較、大工さんの技術の高さを体験できる触れる展示、原寸での茶室空間体験、企画展の工芸品などなど、見どころ満載で皆も感心したり面白がったり。いきなり質の高い体験にみな満足の様子。
北野異人館街を散策の後、
北野の坂を下りつつ、生田神社の木陰で涼ませてもらった後、三宮駅前のサンキタ広場へ。車道と歩道がひと繋がりになって、いつの間にか広場にいるという不思議な体験に戸惑いながら、何か課題のヒントを得たよう。
駅の南側広場を抜け、神戸市庁舎の展望フロア・地上130mからの山と海の近さを再認識した後、東遊園地、旧居留地街を散策し、震災メモリアルパークやメリケンパークのフィッシュダンスホール、神戸ポートタワーを遠目に見つつ、今回の終着点であるTOTTEI PARKへ。
とても暑い中、夕方の潮風を感じながら今日一日のまち体験を振り返りつつ、総歩行距離は十数キロ!みんなヘトヘトになりながらも、良い顔して今日はおしまい。
今回の街歩きは、「記念館」の企画〜設計〜提案に向けて、まちの環境体験からそれぞれがテーマを見出し、空間提案に繋げるためのフィールドワークです。この課題は後期から始まる卒業制作に向けてのプレ課題として位置付けられており、誰の?何のための?「記念館」を提案するのか?自らで企画するところから始まるものです。
今までは、敷地や用途や規模などが課題書に提示されていたものの読み込みから始まっていましたが、今回はそのひとつ手前の課題書を考えるところから始まります。
街歩きの体験を経て、いまそれぞれがテーマを見つけ企画を整え、空間設計の真っ最中です。皆の個性ある作品が出揃うこと、今から楽しみです!