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OCT MAGAZINE

2006.07.12

前期FREE☆HAND講座は終了しました。

こんばんは、田中です。今日も一日暑かったですね。ここ数日、最高気温が30℃を超える夏日が続いていますね。こんなに暑いのにまだ梅雨が明けていないという、何とも不思議な今日この頃です。
 先日、京都の岡崎公園に行ってきました。いや岡崎公園付近はいいですよ。平安神宮(伊東忠太)を始めとして、京都会館(前川國男)、京都市立美術館(前田健二郎)、京都国立近代美術館(槇文彦)、無燐庵(山形有朋)、勧業会館など明治以降のモダニズム建築満載です。ちょっと足を延ばせば湯豆腐で有名な「南禅寺」です。デートには「京都市立動物園」もあって何でも来いって感じのスポットです。
 当日は京都会館では「小林幸子ショー」が開催されていておばちゃんの坩堝(るつぼ)と化していました。前川國男と中庭で溢れている「幸子ファンのおばちゃん」の取り合わせがとてもミスマッチで不思議な空間でした。しかし、あの力強いコンクリートの表現は凄いですね。流行に流されない表現がありますね。それからコンクリート打ち放しと言えば「壁」という要素を普通は感じると思うのですが「京都会館」壁というものを全く感じずにコンクリートを感じさせていました。木造的(架構的)コンクリート造って感じですね。ちなみにアップしているガソリンスタンド写真は京都会館の近くにあるガソリンスタンドです。偉大な建築はガソリンスタンドまで京都会館調にしてしまうのですね。建築の連鎖現象とでもいいますか・・・。
 又、京都国立近代美術館でたまたま、「生誕120年 藤田嗣治展」<(HP)http://foujita.exh.jp/> の特設展が開催されていたので覗いてきました。僕自身、「藤田嗣治」と言う人をまったく知りませんでしたので何の先入観も無く見ました。東京美術学校の卒業制作から1968年に亡くなるまでの全画業を網羅した作品が展示してありました。一人の画家の作風の変化が垣間見え素人の僕にもわかりやすい展示でした。藤田嗣治は晩年、独特な作風の子供をモチーフとした絵が多いのですが、何にも知らない僕は漫画家 浦沢直樹の「MONSTER」に出てくる子供と作風が似てるなあと思っていました。ちなみに、藤田嗣治には子供がおらず、晩年、子供が欲しくて絵の子供を仮想の自分の子供としていたそうです。多くの素晴らしいモノ作りをした人も本当に欲しかった子供が作れなかったというのは何だか考えさせられます。本当に大切なものは結構、身近にあって、でもそのことに気づかずに失って取り返しがつかなくなってからそのことに気づくのかもしれませんね。
 ところで最初に展示してあった東京美術学校の卒業制作の「自画像」の説明に当時、藤田嗣治はあの有名な黒田清輝のクラスだったのですが黒田清輝の評価はあまりよくなかったそうです。藤田自身が後にパリで「私が今まで美術学校で習っていた絵というものは実にある一、二人の限られた画風だけのものであって、絵画というものはかくも自由なものだと悟った」と語ったそうです。これって建築にもいえるよなって・・・ちょっと考えてしまいました。「建築はかくも自由なものだ」って悟りたいですね。
 平安神宮は明治時代の伊東忠太の設計ですが、この建築のモチーフは平安京の大内裏だそうです。古代都市の中心部をそのまま現代に再現しようとしたそうです。何か自宅課題の「都市」に絡むような絡まないような・・・。
 さてFREE☆HAND講座も前期は終了してしまいました。(来週は海の日、再来週は天神祭)しかし夏休み課外企画(8/6、8/20)と秋の課外企画(桂離宮参観 11/11)を行います。参加される方は7/21までに私か、岸上先生まで申し込んでください。