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OCT MAGAZINE

2007.02.21

キタ―――――ヽ(´ー`)ノ―――――!!!

 おはようございます、田中です。ついにきました、ついにきた。何がって?一昨日の「歯の再生:マウスで成功 神経も、入れ歯代替に期待」の報道です。タイトルの歯の再生だけではなく、なんと毛の再生まで成功したそうです。待っていました、ついに僕の「ロン毛」化計画の夢が近づいてきました。人並みにドライヤーも使ってみたいし、パーマもあててみたい。朝起きて寝癖を直してみたい。ようやく人並みの幸せが取り戻せそうです。発毛の実用化までは後10年ほどかかるそうですが、待ってますよ。
 しかし、この報道から見えて来るものといえば、この研究に携わっている東京理科大と大阪大の研究チームの戦略の巧みさですね。アカデミック的に言えばこの再生医療というのは何をしても注目されている分野だとはおもうのですが「歯と毛」でプレゼンした所が素晴らしいですね。インプラントをはじめとした口腔外科・審美歯科の業界はかなり社会に浸透していて歯1本に数十万円支払うのが当たり前の顧客(患者)がすでに多数います。口の中に数百万~数千万円というお金を投資している人がいる世界です。「毛」に至っては「アデランス」「マープ」「プロテア」など育毛、ウィッグ(かつら)業界は熟成されていて頭髪の為なら金にいとめをつけない人が多数います。そうなればこの研究に期待を寄せる企業が多数いるでしょう。先行投資として経済的支援(スポンサー)を申し出る企業もおそらく多いのではないかと思います。もしこれが爪や皮膚の再生であったのなら業界としての社会的浸透性も低くスポンサーとなる企業も少ないでしょう。社会的関心もこれほどではなかったと思います。将来的には臓器再生も見据えての研究だそうですが、その切り口の上手さに感心しました。研究者もある意味、表現者でありプレゼンテイターなのだなと感じてしまいました。
 ところで今週は「卒業設計」の発表です。僕の私観ですが「建築」というのは施主(事業主)・設計者・施工者の三位一体で行う行為です。その中で設計者が担うのはこれから行われる建築に対しての「フラッグシップ」となることです。いわゆる旗振り役です。御旗がみすぼらしければ誰もついてきません。施主・施工者を引き込む魅力と求心力が表現できなければその立場はありません。その魅力と求心力が将来的にはその建築を利用する人にまで響くのだと思います。
 発表というのはいわゆるプレゼンテーションです。プレゼンテーションが出来ない表現者というのはいません。如何に自分の視野や考え、はては哲学を伝えるかです。紙に図面を描くだけが設計ではありません。手振り身振りで表情を交えて、真剣な眼差しであなたの真意を語って下さい。たとえ口下手でも気持ちは伝わります。何をどう語るのか?限られた時間のなかで何を語るのか?それを金曜日までに考えてください。行き当たりばったりでは伝わりませんよ。
 皆さんの気持ちのこもったプレゼンを楽しみにしています。
 さて、以前からインフォメーションしていました「白川郷合掌造り集落ライトアップ」に先週の土曜日行ってきました。当日は現地では小雨、帰りは降雪にみまわれ天候に見放された感がありましたが事故もなく楽しい1日となりました。このライトアップは当初は照明デザイナーの先駆者である石井幹子さんがデザインされたそうです。その際に「ムーンライト」というコンセプトを確立されたようです。(ちなみに今年の特別講義にこられた長町志穂さんも同じ照明デザイナーです)
 石井幹子さんは先週のTBSの「夢の扉」でも紹介されていました。建築には光と影というのが付き物ですがそれを切り取って人為的にデザインするというのは素晴らしい視点だと思います。いろいろな表現の手法があるのだなと思いました。倉敷美観地区や大阪城、姫路城などいろいろと扱っておられるようですが、観光的に考えても多大なコストをかけて建築したり、交通網を建設することを思えばわずかなコストで多大な集客を期待できるものを創造する力と視点の有り処は芸術性と社会性のバランスを感じます。建築もできればこうありたいですね。そうすればもっと活躍できる分野は広がると思うのですが・・・・。
TBS「夢の扉」HP <http://www.tbs.co.jp/yumetobi/index-j.html
 当日の模様を「フォト」の欄にアップしておきます。よかったらご覧下さい。では学校で会いましょう。
◇◇◇ 総アクセス数 6725 HIT (平成19年2月21日現在) ◇◇◇