大工技能学科の学生たちが岐阜県飛騨市で棟上げ実習を行いました!
大工技能学科の学生たちが岐阜県飛騨市を舞台に、伝統的な木造建築の技術を学ぶ「棟上げ実習」を行いました!

OCTでは、大工をはじめ建築の知識や技術を教室の中だけで学ぶのではなく、実際の建築現場や地域に出て、実践的に学ぶ機会を大切にしています。
今回の実習は、飛騨市とOCTが締結した「木造建築技術継承および人材循環モデル構築に関する包括連携協定」に基づく取り組みの一環です。

■ 金属部品や重機に頼らない、昔ながらの木造建築
今回学生たちが挑戦したのは、「ほぞ組み」などの伝統的な技法を用いた木造住宅の組み上げです。
あらかじめ学校で加工した木材を飛騨市へ運び、学生たちが協力しながら組み上げていきます。
普段の実習では屋内で作業することが多い学生たちですが、今回は屋外での実習でした。
広さ約6畳、高さ4m弱の木造住宅2棟を、木槌などを使いながら人力で組み上げました。
これまで学校で何度も練習してきた作業とはいえ、実際の屋外で行う作業は一味違います。
木材を運び、位置を確認し、声を掛け合いながら少しずつ建物の形をつくっていきます。




■ 声を掛け合い、迫力のある棟上げに!
現場では、学生たちが声を掛け合いながら、力を合わせて木材を組み上げていきました。
大きな木材をみんなで支え、「せーの!」の掛け声に合わせて組み上げる姿は迫力満点!
一本、また一本と木材が組み上がるにつれて、少しずつ建物の形が見えてきます。
普段の授業とは違う屋外の現場で、周囲と連携しながら作業を進める学生たち。真剣な表情で実習に取り組む姿からは、大工・建築技術を「学ぶ」だけでなく、実際に「つくる」ことの楽しさや難しさを感じている様子が伝わってきました。
仲間と声を掛け合い、一つの建物をつくり上げていく。
そんな貴重な経験を通して、学生たちは建築の技術だけでなく、現場で必要となる協調性やチームワークも学びました。




■ 貴重な「上棟式」も体験
今回の実習では、建物の骨組みが完成した際に行われる「上棟式」も体験しました。
上棟式は、建物が無事に完成することを願い、これまで工事に携わった人への感謝を表す大切な機会です。
学生たちは、供物の種類や並べ方などを教えてもらいながら、伝統的な作法を実際に体験。
普段の授業だけではなかなか経験できない、建築文化そのものを学ぶ機会となりました。

■ 地域とつながり、建築の未来を考える
飛騨市では、地域の高齢化や後継者不足などにより、伝統的な建築技術を次の世代へ継承していくことが課題となっています。
今回の取り組みは、学生が伝統的な木造建築技術を学ぶだけでなく、歴史的な町並みを残していく飛騨市で地元の工務店や職人の方々と交流し、建築の未来について考える機会になりました。
OCTではこれからも、学校での授業に加えて、実際の建築やさまざまな地域とのつながりを通して、大工・建築技術を学ぶ機会を広げていきます。
大工技能学科の皆さん、暑い中での屋外実習、お疲れ様でした!
