本学では、授業で学んだ知識を実践し、現場で対応できる技術・知識を身につけるため、
学内での学びの他に、学外で実際に現場に触れ学ぶことのできる場を用意しています。
 
そのうちの一つ、
奈良県橿原市南八木地区で古い町屋の保存・改修やその他まちづくりに関わる活動を約２年前から続けています。
このプロジェクトには学科の枠を越えて、たくさんの学生有志が関わっています。
そして、「モノ」と「コト」の両面から、それぞれの学科の強みを生かした役割を担ってくれています。
 
第一期としては、一軒の空き家だった町屋を地域の学生たちと一緒に改修することにより、
まちのコミュニティースペースとなるような、「食堂」と「寺子屋」に生まれ変わらせました。
そして、この１月から第二期として、以前改修した町屋の二軒隣の空き家活用に向けて動き出しています。

 
 
そして、先日その第一歩として、既存の町屋を図面化するために実測をしてきました。
いくつかのチームに分かれ、それぞれの担当箇所を実測し、メモしていきます。

 
 

 
 

 
 

 
 
屋根裏にも上がって実測もします。
また、実測と同時に床板を剥いだりしながら現状の建物の状態を診断していきました。

 
 

 
 
みんな埃だらけになりながらも、一生懸命作業していました。
そして、実測の後は図面化していく作業です。測り残しがないようにその場で手描きでどんどんラフに図面化していきました。

 
今回は、とにかく町屋という「モノ」を知るところから。
次回は、この「モノ」のよさを伝える「コト」の企画として、近隣の小学生と一緒に左官ワークショップをします。
その模様の報告はまた次回。お楽しみに！