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OCTニュース
2022.04.26

第29回「あすなろ夢建築」大阪府公共建築設計コンクール
グランプリ作品が施工されました!

2019年実施、第29回「あすなろ夢建築」大阪府公共建築設計コンクールにてグランプリを受賞しました本校卒業生、鷺森 健悟さん(受賞時:建築学科卒業、建築士専科 1年生)の作品が大阪府岸和田市にあります蜻蛉池公園の休憩所にて実現されました!

 

グランプリ受賞 鷺森 健悟(さぎもり けんご)さん 出身校:貝塚南高等学校

タイトル:「大阪府営蜻蛉池公園 大芝生広場内休憩所」

自然(池)と人工物(遊具)の「あいだ」を繋ぐものとしての休憩所を提案しました。

昔に開催されたイベント時の土のステージをから土を再利用し、長さ1,202mの畝状のベンチをつくり、そこに合計100㎡分の緩やかな屋根を架けました。

この休憩所で利用者それぞれの居心地を発見してもらいたいと思います。

当時の受賞ブログはこちら

https://www.oct.ac.jp/topics/archives/2020/03/27/15313.php

 

蜻蛉池公園の休憩所 実際の様子

早速、多くの方々に憩いの場としてご利用頂いています。

 

先日現地を視察した鷺森さんの感想を紹介します。

1 .感想

応募前に現地に行った際、大芝生広場には高低差を利用した自然な使い方がありました。

真ん中が窪み、子供たちのボール遊びや自転車の練習をする姿があり、窪みの外側には小学校の運動会のように子供を見守る親の姿がありました。

子供が自分の家族のブルーシートの元へ帰るような休憩所というのがコンセプトでした。

1つの建物にすることも考えましたが、この広場に明確な中心を作ると今までの自由な過ごし方が変わってしまうと思ったので、広場を囲うように配置しました。主役にはならない快適に過ごせるための補助的な建物です。

完成後に足を運んでみると、座る場所を選び、寝転べるほど、幅の広いベンチで憩う人の姿が実際にありました。真ん中の空いている空間には遊ぶ子供たちの姿が残っていて安心しました。

コンセプトで思い描いていた人々の姿を目の当たりに出来たことが純粋に嬉しかったです。

 

大芝生広場に入るための歩道橋から見ると、木々の緑から覗く、芝生広場に散らばる白い四角形に好奇心をくすぐられるような気がします。

広場の中央から見ると、広場を囲む生垣と薄い屋根のラインが一致し、薄い屋根とベンチが景色の中に溶け込んでいました。

4つの休憩所の角度を変えたことによって柱のリズムに変化が生まれ、見る場所によって休憩所の印象が変わることが興味深かったです。

光を反射する白色に屋根と柱を塗装したことで、座った時に上を見上げると、芝生の色が屋根の鉄板に映り込み、うっすらと緑色に染まり、少し視線をずらすと、角の立った屋根と柔らかな空のコントラストを感じられました。

僕の中で見出せていなかった建物の魅力が実際に建ったことで引き出されていたことに感動しました。

 

2.勤め先の企業名

鷺森建築事務所

会社概要 所在地:大阪府貝塚市窪田47番地

業務内容:新築・リフォーム(増改築)の設計・監理 主に木造一戸建ての住宅

担当の仕事

木造一戸建ての住宅の設計・監理

 

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