小さな建築を積層する

各種チェーン店に代表される、経済性に特化した無個性な「ロードサイド店舗」によって、日本の郊外都市はどこも、その土地の特性を感じさせない、均質なまちなみが形成されています。奈良県を南北に縦断する国道24号線を題材に、経済性や利便性を残し、生かしながら、奈良のこの場所にしかない魅力ある「みち」をつくり出すには、どのようにすればいいかを考えました。