進路・資格取得支援

活躍する卒業生

建築士や現場監督、大工、生産技術者など
建築・ロボット機械業界を担うプロとして、
社会で活躍する卒業生をご紹介します。

PICK UP!

建築家(意匠設計)

株式会社HTAデザイン事務所
代表取締役

髙原浩之さん

1982年建築学科卒業

未来の社会を
見据えたものづくりを。

大工の棟梁だった父を見て、幼い頃から「建築=地域社会にまだないものを生みだす職業」ととらえてきました。OCT卒業後は、株式会社長田建築事務所を経て髙原建築事務所を主宰。アメリカの建築家であるシーザー・ペリのもとで、国立国際美術館などの設計を手がけられたことも貴重な経験です。現在の事務所を立ち上げてからは、大阪・天満橋に位置する川の駅はちけんやをはじめ、公共・教育文化施設や住宅など多様な建築の設計、まちづくりを行っています。“『思い』を『かたち』に”をモットーに、今後はSDGsの具現化に挑戦し、社会のために、ポジティブなものづくりを実践していきたいですね。

現場監督(建築設備)

株式会社TAKイーヴァック
(竹中グループ)

中田直希さん

2015年建築学科(旧建築設備学科)卒業

質の高い仕事を、
丁寧に、誠実に。

管工事の図面作成や進行管理を担当。外からは見えない、建物の中身である設備をつくる仕事だからこそ、職人とともに、厳正な目と誠意をもって現場に臨んでいます。CO2排出量の削減や脱炭素などを目標に掲げ、地球環境にも配慮しながら、さらなる品質向上に努めたいです。

住宅営業企画

パナソニックアーキスケルトン
デザイン株式会社

松本胡春さん

2022年インテリアデザイン学科卒業

よりよい家づくりに
貢献したい。

自社建材を活用した住宅販売の支援を、パートナー工務店とともに進めています。各店への広報支援のほか、地球に優しいZEH*住宅をはじめとした相談窓口の設置も準備中。常にお客様目線に立ち、これからの時代やライフスタイルに応じた家をお届けしていきます。

*net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略。断熱性能、省エネと太陽光発電などによる創エネを掛け合わせ、消費エネルギー量の収支を年間で実質ゼロ以下にする住宅を指す

大工

株式会社清原工務店

辻林頌章さん

2016年大工技能学科卒業

木材を使って、
建築をつくる誇り。

大工である祖父の姿に影響を受け、ものづくりの業界へ。主に住宅の新築やリフォーム、古民家修繕工事などを手がけています。担当する現場では、ノコギリやカンナなどの道具を使った、手刻みによる加工がほとんど。向上心をもって、いつも高いクオリティを目指しています。

現場監督

鉄建建設株式会社

森村颯斗さん

2019年大工技能学科・
2020年建築士専科卒業

建築に関わるみんなが
満足できるように。

卒業制作でチームリーダーを務め、ひとつの作品を協働してつくる楽しさや段取りの重要性を体感。「現場を引っ張る存在になりたい」と、この道を志しました。お客様や建物の利用者、職人の立場を広く見据えながら、安全で効率的な施工計画を心がけています。

生産技術者

ダイハツ工業株式会社

射場翔也さん

2022年ロボット・機械学科卒業

目指すは、次世代の
自動車づくり。

「車に携わる仕事に就きたい」という想いが現職に実り、エンジン駆動の燃費や性能、耐久性を解析する部署に所属。仕組みや構造の理解をさらに深め、近年世界的に達成が掲げられている、カーボンニュートラル社会でも生産可能なエンジン開発に挑戦したいですね。

設計製図技術者

クボタ機械設計株式会社

南美紀さん

2021年ロボット・機械学科卒業

「理想」を実現する
図面を描きたい。

生活に欠かすことのできない農業と産業、水・環境を支える機械のCAD設計を行う企業に所属し、主にトラクターを担当しています。求める形状を追求するためには、製作者の作業工程を意識して作図することが大切。自分で考えた機構を、製品に反映することが目標です。

構造設計者

RB建築設計事務所 代表

岡本昇大さん

2015年建築学科卒業

この仕事の魅力 建築業界の裏方のような存在ですが、多様な設計条件を構造面からクリアする醍醐味はひとしお。部材の取り付けや力量を立体的にイメージする力が必須です!

自然災害にも耐えうる、
安心な建築をつくりたい。

岡本さんは、建築構造事務所勤務を経て2022年に独立。現在は、主に住宅や商業店舗の構造設計を手がけています。施主が求める意匠や予算に応えることはもちろん、近年では、強い地震や台風などに耐えられる機能の提案が欠かせません。「構造設計者は人・まちを支える責任ある仕事。厳正な審査で図面が受理され、現場で施工されている様子を見ると、やりがいを感じますね。在学時の教材は、今でも役立っていますよ!」

現場監督(建築施工)

日本メックス株式会社

豊村紀香さん

2019年インテリアデザイン学科卒業

この仕事の魅力 経験を重ねるなかで、多様な分野・規模の現場に挑戦できること。設備や構造、カラーコーディネートなど幅広い建築の知識と、製図やCADの技術が役立ちます!

自分の携わった建築が、
何年先も残っていく。

インテリアデザインの学びを経て、「父が働く土木業界や、現場で活躍する女性の姿に憧れた」という豊村さんは、NTTグループの通信ビルを中心とした、関西一円の建築保全工事を担当。在学中に身につけた設計製図技術を生かしながら、耐震補強・改修計画などの進行管理に従事しています。「工事を終え、お客様に喜んでいただけたときは達成感がありますね。手がけた建築が社会に生かされていく手応えを実感できます」

大工(住宅)

株式会社 木又工務店

柴田勇一郎さん

2017年大工技能学科卒業

この仕事の魅力 築160年超におよぶ古民家の改修現場で、十字に組まれた丸太梁の掛け替えを担当。経験を重ねるごとに、大工技術の向上を実感できることが自信になります。

家は“一生の買い物”。
技術で応える責任感を誇りに。

大工の伝統工法を大切に、古民家や新築など、木造住宅建築の設計・施工を手がける工務店へ所属する柴田さん。墨付けや手刻み、手鉋での仕上げと、職人の技をもって現場に臨んでいます。「お客様にとって、家は“一生の買い物”。その責任を胸に技術で要望に応え、完成を喜んでいただけたときは、言葉にできない達成感が湧いてきます」。修行期間を経て、工程を執り仕切る棟梁も担うその姿は、誠実さに輝きます。

設計士・施工管理

株式会社kicori

向井渉さん

2019年建築設計学科卒業

この仕事の魅力 ゼロから空間を自由にかたちづくれることが注文住宅の面白さ。人が相手の仕事なので、コミュニケーション力や責任感、臆せずなんでも楽しめる力が大切です。

“楽しい”が原動力。
そこから建築が生まれる。

向井さんは、注文住宅やリノベーションを、設計から施工まで一貫して行う企業に勤務。学生時代に学んだCAD製図やパース作成技術を、現場で発揮しています。「いろんな性格・感性をもったお施主様、独自の思想や技術を仕事に生かしている職人の方々と出会えることが、僕にとっての大きな刺激。要望に応じて、自分なりのアイデアを提案する楽しさを感じています」と、建築を通してものづくりに励む充実感を語ります。

設計士(意匠)

株式会社URリンケージ

竹平有志さん

2021年Ⅱ部建築学科卒業

この仕事の魅力 他部門の仲間と専門性を持ち寄って、一丸となってよりよい空間をつくる楽しさがあります。どんな人が、どのように建築空間を使うかをイメージする力が大切!

暮らしを想像することから、
まちの未来が見えてくる。

竹平さんは、都市再生のコンサルティングを行う企業に勤務。UR都市機構の所有団地を中心に、新築・改修における基本・実施設計や、再開発の検討など幅広い業務を担っています。「完成した住戸や、そこに住まう方の暮らしぶりを見ると、意義の大きな仕事だと実感。賃貸住宅のストックを有効活用する団地再生にも、社会課題の解決に貢献できる可能性を見出しています」と、未来のまちを見据えて意気込みます。

建築士(意匠設計)

株式会社HTAデザイン事務所

勢旗樹さん

2018年建築学科・
2019年建築士専科卒業

この仕事の魅力 構想した建築がまちなかに実現するところが、何よりわくわくします。クライアントの要望・課題を思考する力、最善策を打ち出すアイデアの引き出しが大切!

まちと人のつながりを
生み出していきたい。

公共施設、教育・文化・福祉施設から住宅まで、さまざまな建築の意匠設計を手がける勢旗さん。「クライアントの想いはもちろん、周辺環境との関係性や、地域の人々の暮らしも見据えることが大事。模型や3D CGを用いて、夢を膨らませてもらえるような建築計画のプレゼンを行うことを心がけています」。竣工した建築が利用され、まちと人がつながる光景を目の当たりにしたときが、やりがいを感じる瞬間だと語ります。

機械設計

株式会社西村製作所

大下聡輝さん

2022年ロボット・機械学科卒業

この仕事の魅力 手配した部品の形状・用途を一つひとつ確認することで、機械構造の理解が深まります。CADの操作も、イメージを膨らませるために欠かせない技術!

機械構造に卓越した
エンジニアになりたい。

大下さんは、紙やフィルムなどの自動切断巻取機「スリッター」の専業メーカーに勤務し、周辺機器の設計を手がけています。「OCTで学んだ製図技術や機械の基礎知識が役立っています。担当しているのは、リチウムイオン電池を加工するスリッターの部品。多様な機械の構造を理解し、幅広い製品づくりに対応できる力を身につけたいですね。一から機械の改造工事を任せてもらうことが目標!」と、さらなるスキルアップに臨みます。