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OCT MAGAZINE

2006.05.31

対照的な在り方

こんばんわ、田中です。
 皆さん、自宅課題は進んでいますでしょうか?来週は幸か不幸か中間試験ウィークです。通常の授業時間と異なり時間が短いのでその分、制作時間に当てられるのでは・・・。まだエスキスやコンセプトに悩んで手が動いていないって人はいないでしょうね。もう制作にかかってくださいね。
 この段階では制作をしながらコンセプトなどの調整を行っていくものです。完璧と思われたエスキスやコンセプトも図面や模型に落とし込んでいくと何か違和感を感じるというのはよくあることです。そういうことを無視せずに更に再構築していくゆとりをもってください。そのためには頭だけでなく同じ深度で手を動かすことでです。頭→手、手→頭、この絶え間ない循環が作品に深みを与えます。
 そして、最後は表現の方法にも意識してください。作品には音声の説明は付きません。建築は言葉の介在しないコミュニケーションです。言葉が介在しなければ成立しない作品はそれだけで劣りますね。皆さんの場合は紙面での提出ですが紙面一つとっても色のコントラスト、フォント(字体)の選択、紙の素材感、図面、コメント、イラスト、模型などの各種情報の配列配置方法、見開きの方法など工夫の仕方だけで仕上がりはまったく異なってきます。自分のコンセプトに通じる方法を選択してくださいね。
 さて先週の27日は課外企画として京都高雄の「高山寺」と「神護寺」に行ってきました。
 高山寺は明恵上人が小さな桶に4~5日の食を入れて木の上、石の上等などを座禅石をして修行したというだけあって高雄の大自然のなかに建築を置かせていただいていると言うようなロケーションとの融合が素晴らしかったです。ただの杉の木がまるでおおきな柱のように空間を創造していました。人間が創る建築のチッポケさをいやというほど感じました。
 国宝の石水院は現在、多少移築されていますが内部空間に十分過ぎるほど外部の高雄のロケーションを取り込んでいました。外部なくして成立しない建築ですね。深緑の季節でしたがあれが全て紅葉すると想像すると凄い迫力です。
 一方、神護寺は真言密教の山岳修行の為の、正に山岳都市というべき建築でありました。同じ山岳信仰でもその接し方は対照的です。一度、山門をくぐると境内では周りの自然を感じさせないような結界があり、そこが山の頂であることをまったく意識させません。五大堂、金堂、大師堂と威風堂々と鎮座しており境内はピーンとした空気が漂っています。
 同じ場所にありながら根底に流れる意識の違いを感じさせる寺院でした。是非皆さんも時間があるときは行ってみてください。何かの参考になるはずです。(特に建築には・・・)写真では伝わらないと思いますが若干だけアップさせていただきます。(後半の4枚が神護寺です)
 さて、来週のFREE☆HAND講座は中間試験のため休講です。次回開講は6月26日です。安藤忠雄設計「光の教会」の1/100模型の制作です。
 これに伴いFREE☆HAND講座課外企画「光の教会」見学会を行います。日時は8月6日日曜日9時30分にJR茨木駅改札口に集合です。
 安藤忠雄先生曰く「<光の教会>を見学するのであれば日曜礼拝にでるべきだ」の言葉に従い当日は礼拝に参加しようと思います。パイプオルガンの演奏や朝日による十字の光をバックにきく牧師の説教といった宗教空間を味わってみましょう。入場は無料です。礼拝後は光の教会や隣の日曜学校など全館見学可能です。時間のある方は是非参加してみてください。
 Aクラスの奥君が管理しているBBS「竹原イズム!!」をリンクしました。
 では再来週、学校で会いましょう。