2023年2月19日、建築学科2年生・意匠(デザイン)コース15名、2年間の学びの集大成として卒業制作に取り組みました。
卒業制作は自分自身の興味や問題意識などを手がかりに、テーマを組み立て・試行錯誤するところから始まります。
言い換えると、建築を通して、自分に向き合うことで自分を知り、自らの意識の中からひとつのカタチを産み出すという、簡単では無いけれども、とても大切な時間になったはずです。
今年の「ふらっと展」は選抜された5名の作品を起点に、お招きしたゲスト建築家の方々、本校教員、OB・OG、次期コース生なども含め、総勢40名強ほどでフラットな議論の場をつくることを目指しました。
いわゆる作品の評価をする講評会形式ではなく、様々な立ち位置の参加者だからこその言葉を重ね、ささやかな共有から大きな流れを産み出し、言葉としての本質をあぶり出すことで、参加者全員がその動きを体感・共有する、という試みです。
キーワードカードや、ワードクラウドも活用しながら、あっという間の4時間が濃密に過ぎて行きました。
ゲスト建築家
・楠原一明さん(u.f.a.|アーバンフォルム建築研究所)
・山隈直人さん(kt一級建築士事務所)
・祖父江宏史さん(祖父江宏史建築設計事務所)
建築学科・意匠コース指導教員
・中平勝さん(NAKAHIRA ARCHITECTS)
・魚谷剛紀さん(Uo.A)
・瀧尻賢さん(Atelier Satoshi Takijiri Architects)
・赤代武志(本校特任教員/dot architects )
そして代々と続く優秀作品「ふらっと賞」は、濵地海宇(堺市立堺高等学校出身)さんに贈られました。
昨年受賞しました先輩方からもコメントを頂戴し、記念撮影
意匠コースにおいて、どれだけ学びの環境を楽しみ、責任感を持ち得られたか。春から社会に出ても、この経験を糧にして頑張ってください!